書籍批評

キーポイント 多変数の微分積分

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 「数学って面白い。」と思ってしまう本です。 「キーポイント」という岩波書店の理工系数学入門書シリーズの中の1冊です。豊富なイメージで分かりやすく解説しています。1996年に第一冊が出版されて以来、私ので第17冊ですから […]

数理ファイナンス入門 -離散時間モデルー

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 「人口知能(AI)とスマホ取引を利用すれば、投資で上手くやる方法があるのでは?」 と思ってしまいますが、この本から得た結論は、「他を出し抜くのは、益々困難になる。」でした。    AIが見付けた、今まで見落とされていた […]

ふたたびの微分・積分

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 「奇跡のレッスン ~世界の最強コーチと子供たち~」という番組をご覧になったことがありますか?  スポーツや音楽の分野で世界の第一線で活躍するコーチが日本の子供たちに教える、という番組です。精神論ではなく具体的な方法論を […]

線形代数学 新装版

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 計量経済学・数理ファイナンスの基礎を勉強していて、線形代数というのが解っていないとまずい、と気付いて手に取ったのが、この本です。読み進めていくと、取引など経済活動によって生じる価値自体が「実ベクトル空間」であることや、 […]

ビジネスで失敗する人の10の法則

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 著者はコカ・コーラ社の元社長ですから「成功する人の10の法則」としても罰は当たらないはずですが、著者によると成功する法則は分らないそうです。しかし、かなりの確率で失敗する方法なら分るそうで、本のタイトルとなりました。投 […]

現代ファイナンス分析 資産価格理論

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 グループが無人島生活を体験する番組で、勘を頼りに海岸からジャングルを抜けてベースキャンプに帰ろうとするのですが、さんざん迷った挙句、円を描いて元の地点に逆戻り、というのを視たことがあります。もしかしたら、理論を学ばず「 […]

計量経済学〔第2版〕

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 Y=α+βX+u のモデルに単純にデータをあてはめて、年数経過毎にデータのちらばりが大きくなり増える外れ値を、「アノマリー」と解説した運用業界の某研修を受講したことがあります。とても違和感があり釈然としませんでした。今 […]

データが語る経済変動のメカニズム ーマクロ経済学再構築の試みー

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 50年~100年、時には150年以上のパネルデータを基に経済変動を分析している労作です。   ・全ての取引の起点は消費(需要)であること。 ・毎日の一つ一つの取引の合計が、経済全体の変動を形作っていること。 ・需要と供 […]

資産運用の常識・非常識

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 投資教育セミナーの講師をしていて説明している身でありながら、こんな疑問を持ったことがあります。  「長期投資でブレが抑えられるって、本当?」  「期待リターンって、実現する?」  この本に、これらの疑問を解消するための […]

Financial Calculus ~An introduction to derivative pricing~

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 119頁の “all tradables in a market should have the same market price of risk.” が、この本の真髄です。  2~3章の、二 […]