書籍批評

企業のアーキテクチャー

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企業と投資家の関係について、これからの企業の在りようについて、広範な知見と深い洞察により、落ち着いて議論をしている本です。 「投資家 対 経営者」とか、「投資家 対 従業員やその他のステークホルダー」という対立で捉えるの […]

GE帝国盛衰史

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この本を読みながら、随分前にこのブックレビューで取り上げた、「良い戦略 悪い戦略」を思い出していました。ジェフ・イメルトの戦略に関しての理解が、その本の『悪い戦略の特徴3 目標を戦略と取りちがえている』に描かれている通り […]

暴落 金融危機は世界をどう変えたのか

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本書はリーマンショックとそれに続く欧州債務危機を軸に、トランプ大統領出現までを描いた、グローバル経済史であり政治史です。 世界がいかに米ドルに依存しているか、その米ドルの短期資金繰りが行き詰りそうになったとき何が起こった […]

経済学・経営学のための英語論文の書き方

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国際的な学術誌に掲載される英語論文の書き方、を説明したものですが、パラグラフ・ライティングの基礎を学べるほか、良い論文の構造が理解出来ます。また英語での表現方法を例文で丁寧に解説してくれていますし、統計に関する頻出語彙な […]

バフェットとソロス 勝利の投資学

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論語に「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ。」とあるそうですが、投資スタイルの全く異なる偉大な投資家の二人に共通するのは、まさにこれだと思いました。 この本はそれ以外も含めて、投資において二人に共通する23の習慣を解説して […]

金融危機の行動経済学

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「代表性」と呼ばれる心理メカニズムにより、人々が良いニュースや悪いニュースに過剰に反応してしまい、バブルが生成され崩壊する様子を数式モデル化しているのが本書です。以前このレビューで取り上げた「市場サイクルを極める」が、著 […]

誤解だらけのアセットアロケーション

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実務家なら資産配分を検討する際に疑問に感じることや判断に迷うことが、多々あると思います。そういうことに丁寧に答えてくれているのが本書です。 例えば、「長期投資でリスク低減とよく言われているけど、投資している最中は思いっき […]

世界史のなかの産業革命~資源・人的資本・グローバル経済

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「豊富で安価な石炭の存在と高賃金経済」がイギリス産業革命を引き起こした主因というのが本書の結論ですが、それ以外にも様々な要因が絡み合ってイギリス経済が発展し産業革命に至ったことを見事に分析しています。 興味深かったのが、 […]

グローバル経済の誕生 貿易が作り変えたこの世界

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15世紀頃から20世紀までの世界経済史上の出来事を描いた本です。とは言っても堅苦しい本ではありません。緻密で深い研究に裏付けられているからこそ、まるで目の前で起こったことを見てきたかのように、「運を味方にしたコロンブス」 […]

リオリエント

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「西洋の技術と知識、社会制度が未開の諸国にもたらされたお陰で、今の世界経済の繁栄とグローバル化が実現した。」という通説を否定しているのが本書です。 遅くとも1500年頃には世界規模の分業と交易を備えたグローバル経済が存在 […]